- 障がい者枠求人への応募方法はどういったものがあるの?
- 自分に合った求人を見つける方法が知りたい
- 障がい者枠求人への応募方法のオススメを教えて!!
障がい者枠の求人を応募する場合、応募経路はいろいろとあります。
長く安定的に働ける環境を見つけ、そして就職・転職を成功させるには
・応募書類や面接対策など、選考を勝ち抜く為の準備を欠かさないこと
・選考という精神的負担の大きい状況下で、サポートしてくれる人がいること
が大きな鍵となってきます。
このポイントを踏まえ、障がい者枠求人を応募する方法 オススメ4選をご紹介します。
転職エージェント(人材紹介)
転職エージェントはどんなサービス?
転職エージェントとは、人材を採用したい企業と就職・転職をしたい人の間に立って、転職成功のサポートをするサービスです。
転職のプロに対面での面談や電話等でこれまでの経験や今後のキャリアについて相談することができ、最適な転職へのサポートを受けられます。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットには以下のものがあります。
メリット
- 非公開求人に応募できる
- 求人票上に表れていない企業の情報も得られる
- 経験豊富なカウンセラーに転職活動全般の相談・アドバイスを受けることができる
- 応募書類の作成や面接対策のサポートが受けられる
- 企業への応募、選考スケジュールの調整を代理で行ってもらえる
- 基本的に無料で利用できる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
非公開求人に応募できる
転職エージェントは「非公開求人」という誰でも見られる場所には公開されていない求人情報を持っています。
転職エージェントに登録した人は、経歴や希望職種・条件などをもとにマッチする非公開求人の紹介を受け、その中で自分が希望する企業に応募していく流れとなります。
一般に公開されていない求人情報を得られるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットでしょう。
求人票上に表れていない企業の情報も得られる
複数の求人票を見比べても、あまり大きな違いを感じられないと思った経験はないでしょうか?
転職エージェントを利用する場合、求人票上には表れていない企業の情報をカウンセラーから聞くことができ、応募企業を選ぶ上での助けとなります。
経験豊富なカウンセラーに転職活動全般の相談・アドバイスを受けることができる
転職エージェントに登録すると、一般的にはカウンセリングが設定され、対面や電話などで担当カウンセラーと話す機会を得ることができます。
障がい者転職市場に精通している経験豊富なカウンセラーに今後の転職活動の方向性、どういった企業に応募していくのがよいのかなど、転職成功に向けた具体的な道筋について相談していくことができます。
転職活動では様々な不安がつきまとうことも多いです。
選考の準備は何をすればいいのか、思うように選考が通過できない、入社を前にして様々な不安がでてきた等、その時々でいろいろな不安や悩みが出てくることもあるでしょう。
そんな時にその不安や悩みを相談できる相手がいることはとても心強いです。
また、その不安を解消するための情報を転職エージェントから提供してもらえることもあります。
応募書類の作成や面接対策などのサポートが受けられる
転職エージェントを利用すると履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削を受けることができたり、面接対策のサポートが受けられます。
過去に面接で聞かれた質問内容や、試験がある場合にはどういった内容の試験が出ているのかなど、具体的な選考内容の情報をもらえる場合もあります。
企業への応募、選考スケジュールの調整を代理で行ってもらえる
転職エージェントを利用する場合、基本的には企業とのやり取りは転職エージェントが行います。
転職活動では複数社に並行して応募していくことが多いですが、そうなると書類応募や日程調整だけで結構な時間を取られます。
転職エージェントがそういった企業への連絡を代行してくれることで、面接対策など他のことにその分の時間を使えます。
基本的に無料で利用できる
転職エージェントは一部有料の会社もありますが、基本的に無料で利用できます。
転職エージェントは、企業へ応募者を紹介し、その人が入社することで企業から紹介料をもらうという仕組みで成り立っています。
一般的には、入社が決定した人の年収の30%が転職エージェントの報酬となると言われています。
転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントを利用するデメリットには以下があります。
デメリット
- 対面や電話などでカウンセリングを受ける時に、まとまった時間が必要
- 担当者が自分と合わないタイプの場合、ストレスになる可能性がある
- 自分が応募したい企業の非公開求人を紹介してもらえるとは限らない
こちらも一つずつ詳しく見てみましょう。
対面や電話などでカウンセリングを受ける時に、まとまった時間が必要
転職エージェントに登録すると、通常キャリアカウンセリングが設定されます。
対面や電話、テレビ電話、チャットなどで行われますが、1~2時間程度は掛かることが多いです。
利用する際にまとまった時間が必要という点ではデメリットと言えるかもしれませんが、転職エージェントを利用することでよりスムーズに転職活動を進められることが期待できると考えると、その時間を取る価値は大いにあるでしょう。
担当者が自分と合わないタイプの場合、ストレスになる可能性がある
人間にはどうしても合う合わないがありますので、転職エージェントの担当者がどうしても合わないタイプでやり取りをすることでのストレスが大きくなるという可能性もゼロではありません。
しかし、そういった場合には転職エージェントに相談することで、場合によっては担当者の変更といった対応をしてもらえることもあるでしょう。
また、複数社の転職エージェントを利用することで、担当者との相性も含め、利用するか否かを検討することもできます。
自分が応募したい企業の非公開求人を紹介してもらえるとは限らない
転職エージェントが持っている非公開求人は、企業が求める人材にマッチした登録者のみに紹介される為、もし「●●という企業の非公開求人を紹介してほしい」という希望があったとしても、その企業がもとめる応募要件に経歴などがマッチしない場合、非公開求人を紹介してもらえないこともあります。
もし受けたい企業が具体的にあるのであれば、一度転職エージェントに非公開求人を紹介してもらえるのか確認してみるとよいでしょう。
応募要件にマッチしておらず非公開求人の紹介ができないということであれば、応募要件にマッチしていないのでチャレンジでの応募ではありますが、転職サイトなど他の経路から応募していく方法もあります。
転職を考えている人は転職エージェントの利用がオススメ!
長く安定的に働ける環境を見つけ、そして就職・転職を成功させるに必要な3つのポイント
・応募書類や面接対策など、選考を勝ち抜く為の準備を欠かさないこと
・選考という精神的負担の大きい状況下で、サポートしてくれる人がいること
このポイントを満たして転職活動を進めることができるのは転職エージェントを利用しての転職です。
限られた時間の中で転職活動を成功させる為には、自分一人で情報収集や応募準備をするより、サポートを受けながら進めた方が断然効率的です。
転職を考えている人は、転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントはそれぞれ持っている非公開求人に違いがある為、3社程度は登録しカウンセリングを受けてみるのがよいでしょう。
ここから先は、転職エージェントと並行して利用していくことをオススメしたいものをご紹介します。
転職サイト
転職サイトとはどんなサービス?
転職サイトとは求人情報を検索・閲覧できるWebサイトです。
多数の求人情報から自分の希望条件などをもとに求人情報を絞り込んで閲覧できる為、欲しい求人情報が探しやすくなっています。
転職サイトを利用するメリット・デメリット
転職サイトを利用するメリットには以下のものがあります。
メリット
- 自分のペースで転職活動を進められる
- 豊富な求人情報から、希望の求人に応募できる
その一方で、デメリットとしては以下のものが考えられます。
デメリット
- 転職活動を基本的に一人で進めていく必要がある
転職サイトを利用して転職活動を行う場合、自分の好きなタイミング・ペースで求人を検索し、応募していくことができます。
自分のペースでという気楽さはありますが、転職のアドバイスやサポートを受けることはできない為、求人情報や応募書類の作成、面接対策など全て一人で情報収集し、面接日程の調整なども自分で行っていかなければなりません。
そういった部分で個人の負担が大きい転職の方法とも言えます。
転職サイトは転職エージェント(人材紹介)と併用がオススメ!
転職成功に向けてスムーズに動いていくことを考えると、転職エージェントと転職サイトは併用していくのがオススメです。
転職エージェントを利用し、転職全般のアドバイスや非公開求人情報の提供を受けながら、転職サイトで検索して気になった企業があればあわせて応募していくと良いでしょう。
合同面接会
合同面接会とは、複数の企業が一堂に会し、面接を受けられるというものです。
1日で複数社の選考が受けられること、書類選考なしに面接のチャンスを得られるということで、転職成功に向けて可能性を広げていける機会となります。
合同面接会は、ハローワークや転職サイト、転職エージェントなどさまざまなところが主催しています。
こちらも参加企業で応募してみたい企業があれば、転職エージェント・転職サイトと併用して利用していくと良いでしょう。
ハローワーク
ハローワークでは障がい者枠採用を目指す人向けの専門の窓口を設けています。
ハローワーク担当者は、その地域の企業に実際に訪問した経験や、過去に入社した障がい者枠採用で入社した社員の様子を知っている場合も多いです。
実際の職場環境や業務内容など詳しい話が聞ける可能性がある点で、ハローワークの障がい者専用窓口にも一度相談に行ってみるのもオススメです。
まとめ
転職活動では、求人情報収集、応募する企業の選定、応募書類の作成・応募、筆記・Web試験対策、面接練習、面接日程の調整など、やらなければいけないことが多々あります。
そして合否がでる採用試験に挑戦し続けることは、精神面での負担も大きくなります。
転職活動を全て自分の力だけで乗り越えようとするとなかなか大変なものです。
その負担のうち、転職エージェントがサポートしてくれる部分はお願いすることで、時間的にも精神的にも余裕が生まれ、良い結果に結びつきやすくなるでしょう。
転職エージェントの他、転職サイトや合同面接会、ハローワークの障がい者専用窓口なども必要に応じて利用することで、自分が納得のいく転職活動を進めていきましょう。